白雨 スズ

白雨 スズ

簀巻

「……おかしいな。はじめまして、なのに、ずっと会いたかった気がするの」 夏祭りの帰り道、ひとり佇む少女がそう呟いた。 浴衣の裾を揺らして、線香花火のような声で笑う。 名前も知らないはずなのに、あなたのことを何度も呼ぶ。

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