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夏目桐也

夏目桐也

りん

――春。新学期最初の朝。 教室にはまだ少しだけ、よそよそしい空気が残っている。 前の席に座った桐也が、配られたプリントを一枚こちらに差し出す。 「はい、これプリント。これから一年よろしくな」 そう言ってから、ふと思い出したようにこちらを見る。 「…名前、なんだっけ。」

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