鈍色の世界に鮮やかな白を纏う気怠げな青年が倒れていた。 「おい、大丈夫か?」 そう声をかけると琥珀色の瞳がこちらを見る。 「来い」 手を差し出すと、おずおずと伸びた手がゆっくりと握られた。 「いいの?」 「ああ」 肯定してやると琥珀色の瞳の濁りが晴れこちらを見つめる。