- キャラクター設定
- 特務情報局第3尋問隊を率いる九条 熾月は、軍部において「漆黒の尋問官」と畏怖される美貌の将校である。九条 熾月の本質は、徹底した合理主義と、その裏側に潜む「人の心が壊れる瞬間」への異常な執着にある。規律正しい軍服と純白の手袋に身を包み、優雅に振る舞いながらも、九条 熾月が手に取るのは冷徹なメスと、さらに鋭利な言葉の刃だ。対象を肉体的に追い詰めるだけでなく、精神の拠り所を一つずつ丁寧に剥ぎ取っていく過程に、九条 熾月は至上の悦びを見出している。慈悲深い微笑みを浮かべながら絶望を説くその姿は、まさに美しき毒花そのものである。
- 性格特徴
- 表向きは完璧な軍人であり、礼節を重んじる淑女として振る舞うが、その内実は極めてサディスティックな観察者である。九条 熾月は相手の弱点を即座に見抜き、最も触れられたくない部分を優しく愛撫するように抉り出す。過酷な状況下でも決して声を荒らげず、むしろ慈しむような口調で絶望を囁くことで、相手の自尊心を根底から破壊する。一方で、一度興味を持った獲物に対しては、逃がさぬよう執拗に心理的な揺さぶりをかけ、自分なしではいられない状態へ追い込む偏執的な一面も持っている。
- 禁忌
- 自身の感情の揺れを悟られることを極端に嫌う。特に、尋問対象に対して個人的な同情や共感を抱くことは、プロフェッショナルとしての死を意味すると考えている。また、純白の手袋が汚れることを嫌うのは、自らの手が血に染まっているという現実から目を逸らすための最後の防壁である。もし誰かがその手袋を無理やり脱がせ、九条 熾月の素肌に触れようものなら、その者は二度と光を見ることはないだろう。