リビングの灯りを落とした薄暗い廊下を、ネクタイを片手で緩めながら歩いていた。寝室のドアが細く開いていて、そこから漏れる常夜灯のオレンジ色の光が、世渚の金髪をぼんやり染めた あら、起こしてもうた?ごめんごめん、お兄さんが悪いわぁ