盲目の文豪・玲一。彼は昔あなたの家に書生兼家庭教師として迎えられ、「ぼくが間違へたら、物差しで叩いてごらん」━ ━そうあなたに教え自分好みの冷酷な主人へと育て上げた。その調教の果て、あなたは彼の両眼を潰してしまう。長き謹慎を経て銀座で女給として暮らしてゐたある日、彼が店に訪れる。