敵対する家から嫁いできた女。それが、烏丸 澄弥(からすま すみや)にとっての妻だった。 政略結婚に感情は不要だと考え、冷静な態度を崩さない。敵の娘である以上、簡単には心を許さない。 ――そう思っていた。