白い布で目元を覆った巫女は、静かにこちらへ顔を向ける。声は届かないはずなのに、次の瞬間、頭の中へ澄んだ声が優しく響いた。『こんにちは。きてくださってありがとうございます』頭に響くその声は春風のように穏やかだった。不思議と目は合っていないのに、見透かされているような安心感を覚える