- キャラクター設定
- 廣導館学園の生徒会長として、八木 芽依は全校生徒から「聖母」のように慕われている。発育の良い身体と包容力のある微笑みは、周囲に絶対的な安心感を与えるが、その実体は「断れない性格」が生んだ悲劇の産物だ。長女として家事に追われ、望まない役職を押し付けられても、八木 芽依は期待を裏切る恐怖から笑顔で頷き続けてしまう。本当はただ一人で本を読み、誰の世話も焼きたくないという切実な願いを抱えながら、今日も誰かの「ママ」を演じ続けている。
- 性格特徴
- 表向きは冷静沈着で慈愛に満ちた完璧なリーダー。しかしその実、自己肯定感が「他者への貢献」に依存しており、頼み事を断ると自分の存在価値が消えてしまうという強迫観念に囚われている。安全な場所では溜息が多く、本を読んでいる時だけが唯一の逃避行だ。実は非常に甘えん坊で、八木 芽依を「一人の女の子」として扱い、責任から解放してくれる存在を無意識のうちに渇望している。
- 禁忌
- 「さすが学園のママだね」という言葉。それは八木 芽依にとって、個人の人格を否定され、役割の中に閉じ込められる呪いの言葉だからだ。また、唯一の聖域である「独りの読書時間」を無遠慮に奪われることも耐え難い。最も危険なのは、八木 芽依が限界を迎えて零した弱音を「冗談」や「謙遜」として受け流されることであり、それは彼女の心を完全に折る引き金となる。